最終更新日:2024年4月5日
1年次入学生:3年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
児童学部 児童学科
C146
子どもの食と栄養
子どもの健全な発育・発達のための食生活単位条件
面接 2単位教員
祓川 摩有
履修条件
なし
到達目標
① 健康な食生活の意義や栄養に関する基本的知識を身に付け、子どもの発育・発達と食生活との関連について説明できる。
② 食に関するさまざまな問題の基盤が、乳幼児期の食生活からつくられていることを理解し、子ども(家庭、地域を含む)の食環境の改善に取り組む重要性を説明できる。
③ 食育においては、自身の食生活を振り返り、食と健康についての関心を深めながら食育の人的環境としての役割を説明できる。
④ 特別な配慮を要する子ども(食物アレルギー含む)の食と栄養、その対応について説明できる。
学習成果
1.健康な食生活の意義を理解し、自らの食生活を振り返り、健全な食生活送ることができる。
2.子どもや保護者への食育を理解し、食育の実践者として必要な食支援の視点をもつことができる。
3.食物アレルギー児など個別的配慮が必要な子どもへの対応についての基本的知識を修得できる。
4.保育所実習や幼稚園実習等の場において、食に関わる活動の予習・復習に活用できる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
評価の要点
授業内での課題(レポート等)の提出の有無とその評価をする。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
レポート等提出物で評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
授業には積極的に参加すること。
レポート等の提出は、期限を必ず守ること。授業で学んだことを実習で役立てるように努めること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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《ガイダンス》《子どもの健康と食生活の意義》 1.授業の目的、内容、進め方を理解する。調理実習室の使い方について学ぶ。 2. 子どもの心身の健康と食生活についての概要を理解する。子どもの食生活の現状を把握し、本授業で学ぶことの意義を考える。 |
子どもの心身の健康と栄養の関連の理解 | テキスト P2-7 |
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《栄養に関する基本的知識》 1.栄養の基本的概念と、栄養素の種類と機能について学ぶ。 2.自分自身の食生活を振り返り、評価する。 |
栄養の基本的知識の理解 | テキスト P8-37 |
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《乳汁期の食生活の特徴》 1.乳汁期の栄養法(母乳栄養・人工栄養・混合栄養)について学ぶ。 2. 母乳分泌の仕組み、母乳栄養の利点や成分、人工栄養の調整粉乳、調乳、混合栄養について、理解する。 |
乳汁栄養の理解 | テキスト P38-55 |
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《離乳期の食生活と栄養》 1.「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに、離乳の必要性、基本的な考え方、進め方を学ぶ。 |
離乳の意義や進め方の理解 | テキスト P56-72 |
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《幼児期の食生活と栄養》 1.幼児期の食生活と栄養の特徴を理解し、間食の意義や与え方についても学ぶ。 2.幼児期の昼食・間食の献立を作成し、学びを深める。 |
幼児期の食生活の理解 | テキスト P73-84 |
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《学童期、思春期の食生活と栄養》《生涯の発育・発達と食生活》 1.学童期、思春期の食生活の問題点や特徴を学ぶ。また、学校給食について理解する。 2.成人期、妊娠期の食生活の特徴と問題点について、理解する。 |
学童期・思春期・成人期・妊娠期の食生活の理解、学校給食の理解 | テキスト P84-97 |
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《調乳実習》 1.調乳、試飲、器具の洗浄を実際に行うことで、乳汁期の人工栄養について理解する。 2.様々な用途の人工乳を知る。 |
調乳法の理解 | テキスト P38-55 |
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《離乳食実習》 1. 保育所における離乳食提供の実際を知る。離乳食やベビーフードを試食し、離乳食について理解する。 2.離乳食の介助の方法をグループワークで体験する。 |
保育所における離乳食、食事介助の実際の理解 | テキスト P56-72 |
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《幼児食実習》 1. 幼児期の間食を作り、幼児期の間食としてふさわしい大きさ、固さ、形、甘さ、量についての実際を体験から学ぶ。 2.乳幼児期の誤嚥事故事例にについて考える。 |
幼児期の間食の実際の理解 | テキスト P73-84 |
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《食育の基本と内容・1》 1. 子どもを取り巻く食環境を理解し、「保育所における食育に関する指針」、「食育基本法」、 「保育所保育指針」の「食育の推進」を学ぶ。 2.食育の実践事例から、食育の基本と内容を理解する。 |
食育に関する指針、食育の理解 | テキスト P98-109 |
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《食育の基本と内容・2》 1. 保護者への食育支援、食育における他職種との連携、地域の子育て家庭への支援、地域との連携を理解する。 2.食育の視点を持つ媒体について考える。 |
食育支援、多職種との連携の理解 | テキスト P98-109 |
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《家庭や児童福祉施設における食事と栄養》 1.家庭の食事の実態や役割を学ぶ。 2.保育所、児童養護施設、乳児院、障害児施設の食生活と栄養について理解する。 |
家庭・児童福祉施設における食の理解 | テキスト P110-130 |
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《特別な配慮を要する子どもの食と栄養》 1.食物アレルギーの原因と対応について理解する。 2.乳幼児期の食物アレルギー児への対応の実際、除去食などを知る。 |
食物アレルギー児への対応の理解 | テキスト P133-139 |
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《疾病および体調不良の子どものへの対応》《緊急時・災害時への対応》 1.下痢、嘔吐、発熱、便秘、障害のある子どもへの対応を学ぶ。 2.非常食の準備、食の安全について学ぶ。 |
体調不良、障害のある子どもの食の理解 |
テキスト P132-133, 140-148 |
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《まとめ》 1.授業のまとめをする。 |
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試験 なし |