最終更新日:2024年9月11日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
心理・福祉学部 社会福祉学科

D154

精神保健福祉の原理Ⅱ

精神保健福祉ソーシャルワークへの導入2

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

川池 秀明 福森 高洋

履修条件

レポート課題1の提出後にスクーリングを受講すること。

到達目標

1.精神障害者に関わる生活特性や生活実態、精神障害者が置かれてきた状況理解をする。
2.精神医学ソーシャルワーカーが構築してきた固有の価値を学び、精神保健福祉士による実践の価値・原理について理解する。
3.精神保健福祉士を規定する法律と倫理綱領を把握し、求められる機能や役割を理解する。
4.近年の精神保健福祉の動向を踏まえ、精神保健福祉士の職域と業務特性を理解する。

学習成果

1.精神障害者に関わる生活特性や生活実態、精神障害者が置かれてきた状況を理解できるようになる。
2.精神医学ソーシャルワーカーが構築してきた固有の価値を学び、精神保健福祉士による実践の価値・原理について理解できるようになる。
3.精神保健福祉士を規定する法律と倫理綱領を把握し、求められる機能や役割を理解できるようになる。
4.近年の精神保健福祉の動向を踏まえ、精神保健福祉士の職域と業務特性を理解できるようになる。

テキスト教材

一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟『精神保健福祉の原理』(中央法規出版)2021

参考図書

田村綾子編著『精神保健福福祉士の実践知に学ぶソーシャルワーク① ソーシャルワークプロセスにおける思考過程(日本精神保健福祉士協会監)』(中央法規出版)2017

評価の要点

上記の学習成果がレポートの内容に反映されていること。
上記の学習成果がスクーリング内での課題レポートに反映されていること。

評価方法と採点基準

レポート・スクーリングの両方が合格後、総合的に評価します。
【レポート評価】 文章作法(5項目)、基本的なレポート作法(4項目)、設題の内容に関して(6項目)の計15項目、さらに、+αの総合点で評価します。
なお本科目である「精神保健福祉の原理Ⅱ」は「精神保健福祉の原理Ⅰ」の後に取り組んでください。
【スクーリング評価】スクーリング内で提示する課題レポートにて総合的に評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

論点に対する自分の意見をしっかりと書くように心がけてください。また、レポートには意見の正当性を示す「論拠」が必要です。「論拠」を明らかにするために、上記の学習の積み重ねが必須です。
さらに、テキスト以外の参考文献に当たり、参考文献の記述を心がけてください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

通信1単位のレポート提出後、スクーリングを受講すること。

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

精神保健福祉の原理と理念について論ぜよ。なお、レポート作成にあたり、以下の3点を踏まえて論ぜよ。
①精神医療に関する政策の変遷に関連して展開された精神医学ソーシャルワーカーの専門的社会的活動の理解を深める。(第5章)
②精神保健福祉士の国家資格創設に至る経緯を理解し、精神保健福祉士による実践の価値・原理の理解を深める。(第5章)
③ 精神保健福祉士が実践する守備範囲(視野)と注視すべき認識枠組み(視点)について理解し、精神保健福祉士の援助における多様な関係性の特性について理解を深める。(第5章)

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
精神障害者の生活特性1
オリエンテーション:授業の目的・進め方
我が国の精神科医療の特異性の理解 テキスト第4章 第1節
精神障害者の生活特性2
精神障害者の家族が置かれている状況
精神障害者家族の位置づけ、保護者制度の歴史の理解 テキスト第4章 第2節
精神障害者の生活特性3
精神障害者の社会生活の実際
精神障害者の生活実態・生活保障・就労の理解 テキスト第4章 第3節
精神障害者の生活特性4
メンタルヘルスをめぐる新たな課題
学ぶ場・働く場とメンタルヘルス、多様性とメンタルヘルス課題 テキスト第4章 第4節
精神保健福祉の原理と理念1
精神保健福祉の原理が培われた足跡・過程
精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの歴史の理解 テキスト第5章 第1節
精神保健福祉の原理と理念2
精神保健福祉士による実践の価値・原理
社会復権、権利擁護、自己決定、当事者主体、社会正義 テキスト第5章 第2節
精神保健福祉の原理と理念3
精神保健福祉士による実践の視野や視点
人と環境の相互作用の視点、エンパワメントの視点の理解 テキスト第5章 第3節
精神保健福祉の原理と理念4
援助における関係性
援助関係、間主観、パートナーシップ、協働関係の理解 テキスト第5章 第4節
(スクーリングにて実施)ガイダンスとトピックス
スクーリングの目的、展開、評価についての説明
スクーリングを受講する準備、心構え 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)精神保健福祉士の役割と機能1
精神保健福祉士法の理解
精神保健福祉士法の成立とその目的 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)精神保健福祉士の役割と機能2
精神保健福祉士の職業倫理
倫理綱領、ジレンマと倫理的ジレンマ 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)精神保健福祉士の役割と機能3
精神保健福祉士の業務特性と業務指針
業務指針作成の経緯、業務特性、業務指針の意義 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)精神保健福祉士の役割と機能4
精神保健福祉士の職場・職域
多様なフィールド、職域の多様化と多機関連携の意義 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)精神保健福祉士の役割と機能5
精神保健福祉士の業務内容とその特性
精神保健福祉士の業務内容・業務特性 【スクーリング】 配布教材
(スクーリングにて実施)
スクーリングのまとめ
【スクーリング】 配布教材
試験
記述試験を実施します。