最終更新日:2024年4月5日
K058
教育方法・情報通信技術活用
資質・能力を育むための教育方法・指導技術及び情報通信技術と教材・メディア活用を考える単位条件
通信 1単位 面接 1単位教員
履修条件
レポート第1課題は、スクーリング受講後提出してください。
到達目標
1.子どもたちに育みたい資質・能力と教師に求められる授業力、及び「主体的・対話的で深い学び」をつくるための授業デザイン、指導技術、評価方法の考え方を説明できる。
2.授業を行う上での基礎的な指導スキルを身に付け、効果的で魅力的な授業設計・実施・評価の考え方に基づく学習指導案を作成することができる。
3.「主体的・対話的で深い学び」の実現と特別支援教育・オンライン教育に向けた情報通信技術の活用について説明できる。
4.情報活用能力を育成するための「一人1台端末の活用教育」、「プログラミング教育」、「情報モラル教育」について説明できる。
学習成果
1.教育方法の基礎的理論を踏まえ、資質・能力を育成するための授業づくり・授業実施・授業評価の考え方を説明できる。
2.基礎的な授業スキルを身に付けるとともに、効果的で魅力的な授業設計・実施・評価の考え方に基づく学習指導案を作成することができる。
3.個別最適な学びと協働的な学びや主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の必要性及び特別支援教育への情報通信技術の活用の意義と留意点を説明できる。
4.ICT支援員などの外部人材や大学等の外部機関との連携の在り方、学校におけるICT環境の整備の在り方を説明できる。
5.学習場面に応じた情報通信技術を効果的に活用した指導法を身に付け、教育データを活用して指導や学習評価に活用することや教育情報セキュリティの重要性、及び、遠隔・オンライン教育システムの使用法、情報通信技術を効果的に活用した校務の推進について説明できる。
6.各教科等において横断的に育成する情報活用能力(情報モラルを含む。)の育成、及び論理的思考力を育成するためのプログラミング教育の基礎的な指導を行うことができる。
テキスト教材
1.稲垣忠編著『教育の方法と技術 Ver.2-IDとICTでつくる主体的・対話的で深い学び』(北大路書房)2022
2.稲垣忠・佐藤和紀編著『ICT活用の理論と実践 ―DX時代の教師をめざして-』(北大路書房)2021
参考図書
『幼稚園教育要領』、『小学校学習指導要領』、『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示 文部科学省)
評価の要点
各章の講義内容に関する各自のとらえ方を記述した振り返りカードの論述内容、論述式期末レポートの各設問に対する論述内容、毎回の講義内容のキーワードの相互関連を意味づけ、図に描いたコンセプトマップを批評的に分析して評価します。そして、事前学習をまとめた予習ノートの記載内容も批評的に評価します。
評価方法と採点基準
1.授業当日まで教科書を各自で読み解いてまとめて提出した予習ノート(40%)
2.各章の講義内容に関する振り返りを記述するカード(10%)
3.論述式レポート課題(40%)
4.毎回学んだことのキーワード相互の関連を1枚の図に書き加えて描いていただくコンセプトマップ(10%)を総合して判定し、60点以上を合格とする。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
各章の講義内容について事前にテキスト、関連資料等を各自で読み解き、予習ノートにその要点をまとめ、授業に臨んでください。3分の2以上の出席者は、論述式レポートを提出する資格があります。
さらに、学んだことの自分なりの意味づけを整理していただくために、各章で出てくるキーワードの関連を意味付け、コンセプトマップを描いていただきます。
レポート課題
提出数 1第1課題
⚠Web提出する場合は、レポート本文入力枠内に「別添」と記載し、添付機能を使用して提出を行ってください。その際、スキャンしたデータは画像が鮮明であれば可。写真で撮影した画像は不可とします。
第1設題
〈様式2〉に従って、当該教員免許に該当する幼稚園における教育活動領域及び小学校・中学校・高等学校における各教科・単元・領域を選び、この授業で学んだことを取り入れるとともに、主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザインの基本的考え方と情報通信技術の活用の考え方を活かした学習指導案を作成し、提出する。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
1.これからの子どもたちに育みたい資質・能力 2.教師に求められる授業力とは |
学力の理解力と授業力 | テキスト11,2章 | |
1.授業をつくるということ 2.評価をデザインする |
授業と評価のデザイン力 | テキスト1 3,4章 | |
1.学習環境をデザインする 2.授業を支える指導技術(教師編) |
学習環境デザイン力と授業の指導技術 | テキスト1 5,6章 | |
1.学びを引き出す指導技術(児童・生徒編) 2.学習目標の設定 |
学びを引き出す指導技術と学習目標の設定力と評価のデザイン力 | テキスト1 7,8章 | |
1.深い学びを導く教材研究 2.主体的・対話的な学習過程 |
授教材研究力と学習過程デザイン力 | テキスト1 9,10章 | |
1.学びが見える評価方法 2.授業の魅力・効果・効率を高めるICT |
評価デザイン力とICT活用デザイン力 | テキスト1 11,12章 | |
1.情報活用能力を育てる 2.これからの学習環境とテクノロジの役割 |
情報活用能力指導力とテクノロジの役割理解力 | テキスト1 13,14章 | |
1.現代社会におけるICTの役割 2.教育における視聴覚メディアとコンピュータ導入の歴史的展開 |
ICTの役割理解力とICTメディアの発展史の理解力 | テキスト2 1,2,3章 | |
1.教育における先端技術の活用・STEAM 2.教職課程を通して身に付けるICT活用指導力 |
教育における先端技術活用力とICT活用指導力 | テキスト2 4,5章 | |
1.特別支援教育におけるICT活用 2.学校とテクノロジの関係を探る |
ICTを活用した授業特別支援教育デザインと学校と通信技術の関連理解力 | テキスト2 6,7章 | |
1.教師によるICT活用を支える指導力 2.デジタルコンテンツの役割 |
授業ICT活用指導力とデジタルコンテンツの役割理解力 | テキスト2 8,9章 | |
1.教室内外の対話・協働を支えるICT 2.個別最適化された学びを実現するICT |
対話・協働・個別最適化を支えるICT活用力 | テキスト2 10,11章 | |
1.ICTによる学びの保証・遠隔授業の可能性 2.幼児教育におけるICT活用 |
遠隔授業デザインと幼児教育におけるICT活用指導力 | テキスト2 12,13章 | |
1.一人1台を日常的に活用する 2.教科の資質・能力と情報活用能力を一人1台で育成する |
一人1台端末の活用力とそれによる情報活用能力の指導力 | テキスト2 15,16章 | |
プログラミング教育で育てる資質・能力 2.情報モラル・情報セキュリティを育む 3.児童生徒の探究を支えるリテラシーの育成 |
プログラミング教育、情 報 モ ラ ル 教育・情 報 セ キ ュ リティ教育のデザイン力 | テキスト2 17,18,19章 | |
試験 第1回から第15回で解説したそれぞれの回の内容ごとに、1200字程度で論述する課題 |