最終更新日:2024年3月12日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
文学部 文学科
U136
社会学入門Ⅰ
超少子化を考える単位条件
通信 2単位教員
中尾 暢見
履修条件
特になし
到達目標
日本の少子化は深刻さを増している。出生率低下の原因はどこにあるのか。出生率の低下の要因を、若い世代の非婚化や婚姻率(有配偶率)の低下や結婚しても子どもを産まない「有配偶出生率」の低下だけではなく、その背景である親同士の育児戦争、夫婦や家族の絆など、結婚・出産・育児に関する様々な現象を分析し、少子化を生み出す日本に特有の問題について検討する。
学習成果
超高齢社会の只中にある日本社会の少子化現象は、社会情勢と深くかかわっていることを理解する。私たちの生活、家族、地域、職域など社会の実状を理解した上で少子化問題の解決策を考えることができる。日本社会における少子高齢現象を知り、少子高齢現象を考えることができる。
テキスト教材
『社会IV』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
山田昌弘『結婚の社会学』(丸善)
評価の要点
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
教科書をよく理解すること、日本社会が少子化となった歴史的経緯を理解すること。
レポート課題
提出数 2第1課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
少子高齢化が社会経済に及ぼす影響について述べなさい。
その際、社会の諸側面を考慮すると良い。
第2課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
育児の負担を軽減する方法について述べなさい。
その際、社会の諸側面(社会経済、家族関係、社会保障制度など)を考慮すると良い。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
超少子化を考える | 少子化問題の実状 | 少子化の現状 | |
大正期から第2次大戦後の少子化の変遷の理解 | 少子化の歴史 | 少子化の変遷 | |
少子化対策の現状と課題の理解 | 少子化の対策 | エンゼルプラン | |
少子化の原因の理解 | 合計特殊出生率 | 普通出生率 | |
3歳児神話の理解 | 少子化の原因 | ホスピタリズム | |
高学歴の女性と結婚の理解 | 高学歴化 | 進学率 | |
パラサイト・シングルの理解 | 若者の現状 | 親子関係 | |
「バービー症候群」たちの理解 | バービー症候群 | ブランド化 | |
役割分担意識の理解 | 性別役割分業 | ジェンダー | |
スウェーデンの政策理解 | 福祉国家 | 少子化対策 | |
デンマークの政策理解 | 福祉国家 | 少子化対策 | |
新しい生き方を模索する日本の女性 | 女性の社会進出 | 子育て | |
「父性」・「男らしさ」の分析 | 社会的性格 | 国民性 | |
「男女共同参画社会」の理解 | 男女の共同 | 性別役割 | |
日本人の価値観の理解 | 日本人 | 価値観 | |
試験 1.教科書をよく理解すること。 2.日本の少子化の現状とその要因を理解すること。 |