最終更新日:2024年3月5日
U187
書写・書道Ⅰ
文字を正しく整えて書く。またその指導法。単位条件
通信 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
中学校国語科書写の指導に必要な知識と技能の基礎・基本を理解し、習得・習熟する。
学習成果
書写・書道の指導に必要な指導能力と知識を習得することができる。
テキスト教材
『書写書道〈書写書道Ⅰ・Ⅱ〉』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
全国大学書写書道教育学会編「明解 書写教育 改訂版」(萱原書房刊)2009
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートは、テキストの内容の理解度をみる。また、誤字は減点の対象となるので注意すること。
実技作品は、テキストを参考にしていることを前提に、筆法・線質・バランス、その習熟度を評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
レポートは、テキストの内容を丸写しすることなく、よく理解したうえで自分の言葉でまとめて書くこと。
作品は、充分に練習し、習熟した物を提出すること。レポートと実技の2点セットで提出すること。
レポート課題
提出数 1第1課題
*(1)〈 レポート〉部分と(2)〈作品〉部分の両方を合わせて、第1設題といたします。そのため、必ず(1)と(2)両方を提出してください。
*(1)〈レポート〉と(2)〈作品〉を1つの封筒(角2サイズ)に入れ、本誌8頁の「その他のレポート送付について」により、いっしょに提出してください。
*(1)〈レポート〉は本学所定のレポート用紙を使用してください。
*(2)〈作品〉は作品の左下に学籍番号と氏名を記入してください。
* レポート提出表、講評欄、設題名欄、参考文献記入票は、(1)〈レポート〉の方だけに付けてください。
* 返信用封筒(角2サイズ)も同封してください。送付封筒と返信用封筒は、共に第四種郵便用(15円切手)でかまいません。
第1設題
(1)〈レポート〉 毛筆を使用する書写・書道の意義と学習指導要領の取り扱いに関して、あなたはどのような取り組みをしたらよいか具体的な方法をあげ て説明しなさい。(参考文献は必ず明示すること)
(2)〈作品〉①〜⑦すべて提出
① 始筆、終筆に注意してテキストの「一三」を半紙に清書し提出しなさい。
② テキスト「山川」の縦画の接点と、川の字の最終画の払いの方向に注意して、半紙に清書し提出しなさい。
③ 「日月」の転折、はねに注意し清書し提出しなさい。
④ 特に払いや曲がりに留意し「文化」「交流」「花火」のうち一つを選び、半紙に清書し提出しなさい。
⑤ 「太陽」の文字を、左払い・右払い、点やはねに注意して清書し、一枚提出しなさい。
⑥ 半紙に「あじわい」四字を清書して提出しなさい。(一行には書かないこと)
⑦ 「よろこび」「ほおづき」の二つの課題から一つを選んで提出しなさい。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
書写・書道の指導に当たって(P.1~6) | 毛筆を使用した指導の意義と指導上の留意点を理解できる。 | 30分 | |
書写指導の要素(P.7~12) | 姿勢・執筆法・用具用材を理解できる。 | 30分 | |
楷書(学習のねらい・学習の内容・技法と研究上の留意点) | 学習のねらいと技法上の留意点を理解できる。 | 30分 | |
楷書の横画(一・三) | 横画の引き方のバリエーションを経験・理解できる。 | 横画が充分に引き分 けられるように練習 すること。 | |
楷書の縦画(山・川) | 縦画の引き方のバリエーションを経験・理解できる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
楷書の折れとはね(日・月) | 折れとはねの筆法を 身につけられる |
技法が身につくまで 練習すること。 | |
楷書の左払い・右払い・曲がり(大地) | 左払い・右払い・曲がりの筆法を身につけられる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
楷書の点とはね(太陽) | 点とはねの筆法・バリエーションを理解できる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
楷書の折れとそり(理想) | 折れとそりの筆法を理解できる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
片仮名 | 片仮名の筆法を理解できる。 | 1時間練習 | |
平仮名(学習のねらい・学習の内容・技法と研究上の留意点) | 平仮名学習のねらいと内容・技法を理解できる。 | 30分 | |
平仮名の筆づかい(ゆめ) | 漢字の筆づかいとの違いを理解できる。 | 理解できるまで練習 すること。 | |
平仮名の折り返しと結び(ひらがな) | 平仮名の折り返しと結びの筆法を理解できる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
平仮名の払いと向かい合う画(きれいなゆり) | 払いと向かい合う画の筆法とバランスを理解できる。 | 技法が身につくまで 練習すること。 | |
まとめ(総復習) | 書写・書道Ⅰのテーマと技法を理解できる。 | 何日か掛けて総復習 する。 | |
試験 |