最終更新日:2024年2月26日
U151
日本近現代史Ⅰ
日本近代史単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
1853年のペリー来航を始期とし大正デモクラシー期までを対象とする日本近代史を概観する授業である。個々の事実を押えつつ、それらを相互に関連付けながら日本近代史の時代像をイメージすることができるようにすることを目標とする。
学習成果
歴史学研究の最新成果を盛り込んだ通史をテキストとすることにより、世界史的観点から日本近代史の変遷を学習する。当授業では、テキスト第1巻『幕末・維新』(井上勝生)・第2巻『民権と憲法』(牧原範夫)・第3巻『日清・日露』(原田敬一)・第4巻『大正デモクラシー』(成田龍一)を取り上げる。
テキスト教材
『シリーズ日本近現代史 第1巻〜第4巻』(岩波新書)
参考図書
大庭邦彦他著『Jr.日本の歴史 第6巻』(小学館)
評価の要点
課題レポートの評価に際しては以下の諸点に留意するので注意すること。
1.歴史学のレポートであるため、史料引用の文字数を考慮し、文字数は3200字とする。
2.レポートを作成するに当たっては、単にテキストの内容をまとめるだけではなく、テキスト巻末に挙げられている参考文献を読み、参考文献欄には最低3冊を列挙すること。
3.史料引用の箇所には、注記を付し、引用した文献・史料の書誌情報(執筆・編集者の氏名、出版社名、出版年、典拠とした該当頁)をつけること。
4.インターネットを利用してもよいが、その場合は参照したサイトのURLを必ず明記しておくこと。またウィキペディアのコピーや切り貼りは失格とする。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
レポート課題
提出数 2第1課題
レポート提出につきましては、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
第1設題
日本の近代化の過程を、幕末から明治憲法体制が成立する1890年ごろまでに焦点をあて、当時の国際状況をふまえつつ概観し、その特色について論述しなさい。
第2課題
レポート提出につきましては、各1課題ずつ別々のレポート用紙に分けて提出をして下さい。
第1設題
日本が近代化する過程において、戦争が果たした役割は決定的であった。日清・日露をはじめ、対象時期の戦争に焦点を定め、戦争が日本の近代化にどのような意味をもったのかについて論述しなさい。さらにそうした戦争の結果として大正デモクラシー状況が出現することとなった要因・背景についても述べなさい。