最終更新日:2024年3月5日
W017
幼児と環境
幼児と身近な環境との関わり単位条件
通信 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
領域「環境」の指導に関する、幼児を取り巻く環境や、幼児と環境の関わりについて専門的事項における感性を養い、知識・技能を身に付ける。
(1)幼児を取り巻く環境と幼児の発達にとっての意義を理解し説明できる。
(2)幼児期の思考・科学的概念の発達を理解し説明できる。
(3)幼児期での標識・文字・数量・図形等、情報・施設との関わりを、発達をもとに理解し説明できる。
学習成果
(1)幼児を取り巻く環境の諸側面と幼児の発達の重要性を理解し具体的な指導を考えることができる。
(2)環境のもつ教材性と幼児の環境への関わりを踏まえた指導を考えることができる。
(3)遊びを通しての思考力の芽生えや自然環境を取り入れて遊ぶ意義等を押さえ、実践への生かし方を考えることができる。
(4)標識・文字・数量・図形・情報等、指導内容を押さえた環境の構成を考えることができる。
テキスト教材
無藤隆監修・福元真由美編著代表『領域 環境』(萌文書林)2018
文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)2018
厚生労働省『保育所保育指針解説』(フレーベル館)2018
参考図書
内閣府『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』(フレーベル館)2018
評価の要点
1.幼児を取り巻く環境や課題について説明できる。
2.幼児の身近な環境への関わり方を学び、幼児教育の基本を理解し説明できる。
3.事例を通して、具体的な指導を考え説明できる。
4.レポートは、テキストや参考文献を読んで理解した上で、考察をまとめることができる。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
科目終了試験を受験し、60点以上で単位取得となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキスト教材をよく読んで、自分の考えを整理するようにしてください。レポートや科目終了試験では、テキスト教材や参考文献を書き写すのではなく、自分の考えをまとめ、文章表現をするようにしてください。
レポート課題
提出数 1第1課題
第1設題
幼児教育の基本を押さえた領域「環境」について、環境構成の在り方や指導等の具体例を挙げて述べよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
幼児教育の基本 | 幼児教育の基本を理解する | テキスト教材を熟読すること | |
幼児を取り巻く環境と発達における重要性 | 幼児を取り巻く環境、発達における「環境」への理解 | テキスト教材を熟読すること | |
乳幼児の育ちと領域「環境」 | 乳幼児期の発達における環境との関わりを学ぶ | テキスト教材を熟読すること | |
幼児を取り巻く環境の現代的課題(21世紀型学力、SDGs、ESDなど) | 現代的課題を意識し理解する | テキスト教材を熟読すること | |
認知能力と非認知能力 | 非認知能力の重要性を理解する | テキスト教材を熟読すること | |
遊びの中でのもの・数量・図形 | 環境への関わりや指導に対しての理解 | テキスト教材を熟読すること | |
遊びの中の思考力の芽生え | 環境への関わりや指導に対しての理解 | テキスト教材を熟読すること | |
自然環境に対する興味・関心 | 身近な環境に関わる姿を具体的に理解する | テキスト教材を熟読すること | |
自然環境を取り入れて遊ぶ | 活動を構想したり指導法を考えたりする力 | テキスト教材を熟読すること | |
標識や文字等への関わり | 標識や文字等への関わり方や指導に対しての理解、小学校教育への接続の理解 | テキスト教材を熟読すること | |
標識や文字等の指導内容を押さえた環境構成 | 指導に対しての理解力、小学校教育への接続を考える力 | テキスト教材を熟読すること | |
身近な環境の中で出会う情報や出来事 | 情報と出会える場としての環境構成を考える力 | テキスト教材を熟読すること | |
遊びの中で情報を活用 | 指導法を考える力 | テキスト教材を熟読すること | |
文化的体験、地域との関わり | 日本の文化や異なる文化を学び、理解する力 | テキスト教材を熟読すること | |
いろいろな実践に学ぶ(プレーパーク、森のようちえん、レッジョ・エミリアの幼児教育など) | 幼児の環境について 示唆に富む取り組みを学ぶ |
テキスト教材を熟読すること | |
試験 レポートを提出し合格後、科目終了試験を受ける。 |